ヤマト統括社設立、事業会社3社を統合 ニューストピックス 宅急便最大手のヤマトホールディングス(東京都中央区)は、シンガポールに東南アジア統括会社ヤマトアジアを設立すると発表した。 シンガポール郵船航空サービスの社長を務めていたリチャード・チュア・キンセン氏が社長に就任する。中間持ち株会社を設けるとともに、事業会社3社を統合し、主体的に戦略を立案、実行して東南アジアで事業成長を加速させる狙いだ。 ヤマトホールディングスは東南アジア諸国連合(ASEAN)の地域統括会社ヤマトアジアを10年に設立していた。同社広報担当者は「フォワーディング・ロジスティクス、国際引っ越し事業もヤマトアジアで行っており、統括は本社とヤマトアジアが連携して行っていたため、従来は一部地域統括機能を持っているにとどまっており、事業会社の役割が大きなウエイトを占めていた」と説明する。 ヤマトアジアに統括機能を集約する一方、フォワーディング・国際引っ越しなどヤマトアジアが担っていた事業と、宅急便事業を行うシンガポールヤマト運輸、集金代行事業を行うシンガポールヤマトペイメントサービスの3社を統合し、シンガポールの事業会社を一本化する。事業会社名はシンガポールヤマト運輸になる。資本金は5,562万Sドル(約45億7,000万円)。シンガポールヤマト運輸の社長を務めている樽見宏氏が統合後の会社の取締役社長に就任する。 新生ヤマトアジアの設立日は来年1月1日。資本金は9,176万1,364Sドル。 チュア氏は1982年に東京工業大学を卒業後、94年にシンガポール経済開発庁(EDB)に入庁。99年シンガポール郵船航空サービスに入社し、03年に取締役、05年に取締役社長を歴任。南アジア、オセアニア地域を統括するとともに、ロジスティックス、海上貨物を統括していた。今年1月からヤマトアジアに入社し、取締役副社長を務めている。 また組織再編に伴い、現在のヤマトアジアの社長を務めている片山博樹氏は、ヤマト運輸(東京都中央区)の執行役員に昇格する。 PR PR" dc:identifier="http://ishin.iku4.com/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9/%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%83%88%E7%B5%B1%E6%8B%AC%E7%A4%BE%E8%A8%AD%E7%AB%8B%E3%80%81%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E4%BC%9A%E7%A4%BE%EF%BC%93%E7%A4%BE%E3%82%92%E7%B5%B1%E5%90%88" /> -->