京阪、淀車庫遊休地に物流施設 ニューストピックス 京阪電気鉄道が京都市伏見区淀美豆町の淀車庫南側に所有している土地に、賃貸用の大型物流施設を建設する方針を決めたことが14日分かった。車庫の拡張用に取得していた土地だが、車両を増強する計画がなくなったため、転用を決めた。 京阪が物流施設を建設するのは初めてで、運送会社などへの貸し出しを想定している。京阪は、環境影響の報告書をこのほど市に提出した。 計画によると、約5万5千平方メートルの土地に倉庫3棟と管理棟など延べ約7万7400平方メートルの施設を建設する。今夏から開発を始め、2016年3月の供用開始を目指す。事業費や入居社数などは未定。1日約千台の運送車両の出入りを見込んでいる。 土地は、車庫の整備、拡張に向けて1997年までに順次取得した。少子高齢化や人口減少で車両増強の必要性が低下したことから新たな活用策を検討した。名神高速道路と第二京阪道路の中間地点にあり、交通の利便性が高いと判断した。 京阪経営統括室は「計画はまだ決まっていない部分が多いが、遊休地の有効活用につなげたい」としている。 PR