佐川、集配拠点の3割で賠償事故 クール便トラブル ニューストピックス 「飛脚クール便」の一部を常温で扱っていた宅配便大手の佐川急便は29日、「荷物が溶けていた」などの理由から全国の集配拠点の3割で損害を賠償していたと発表した。 記者会見した鈴木喜一常務は「食の安全に係る重大な問題で、深くおわび申し上げます」と謝罪。問題の主な原因は管理・指導とチェック体制の不足と結論づけたが、経営陣の処分などは行わないという。 朝日新聞の保冷宅配便をめぐる報道を受け、佐川は今年9月までの半年間で780のうち228(29%)の集配拠点で起きた891件(温度関連のみ)の賠償事故を調査。少なくとも過去3年は同じ割合で賠償事故が起き、調査を始めた11月以降も20件の事故が起きたという。 PR