宅配便トラックもEVに!? 日産と佐川急便がEVトラックの実証運行を実施 ニューストピックス 世界一売れているEVである日産リーフ、そして10月から発売を開始する商用車の「e-NV200」は、日産初の商用車の電気自動車(EV)。 リーフの説明は不要でしょう。後者の「e-NV200」は、軽自動車よりも大きいサイズでありながら、全長4.6m未満、全幅も1.8mを大きく下回るだけあって注目が集まっています。今年の夏、2か月間にわたり佐川急便が実証運行させた日産の「e-NT400テストトラック」は、佐川急便が取り組んでいる環境負荷低減の取り組みの一環。「e-NT400テストトラック」は、小型トラック「アトラス」がベースで、リーフのコンポーネント(モーター、バッテリー)を最大限活用したEVシステムを搭載。排ガスを一切出さないことから、都心部のエンジン車乗り入れ制限のあるエリアでも走行可能なほか、低騒音なので深夜の時間帯でも運行しやすいというメリットもあります。さらには、 80kWの電動モーターと高出力・大容量のリチウムイオンバッテリーにより、振動が少なくスムーズな加速と乗り心地を実現し、ドライバーにも優しいトラックでもあります。今回のモニター車は、JC08モードでの航続可能距離が約62キロとなり、さらに、30分間で容量の80%まで充電可能な急速充電機能を内蔵。実証運行中に実際に使用したドライバーからは、ゼロエミッション車の強みである「騒音や振動による負担が少ない点や加速性能が高い点などを評価」したそう。宅配便のトラックは、配送地域が決められている場合が多いでしょうから、休憩時や荷物を積み込む際に拠点で充電できて、さらに車両価格などが下がれば、少しずつEVトラックの姿を街中で見かけるようになるかもしれません。 PR