日本の郵便局が中国の郵便局の代わりに謝罪の手紙を送ってきた ニューストピックス 2015年2月7日、中国のインターネット上に、日本のEMS(国際スピード郵便)から謝罪の手紙が来たと紹介する文章を掲載した。 ここ数日、中国のEMSによる荷物の劣悪な取り扱いが相次いで明らかとなった。日本から中国に送った荷物の中に入っていたお菓子が勝手に開封されて食べられていたり、高価な化粧品が抜き取られていたり、包装だけでなく中の品物までも破損していたりといった状態だ。ネットユーザーからは、同様の被害を受けたと訴える声や、怒りの声が相次いだ。そうした中、東京新青年はある中国人が日本でEMSを受け取ったときのことを紹介した。日本の配達員が、北京から送られた封筒を届けに来た。2日で東京に届くと言われたが、結局、4日かかった。私の手元に届いたとき、汚れてはいたものの封筒の四隅はしっかりしていて、ほとんど完璧な状態だと言ってよかった。しかし、封筒には1枚の紙が張り付けられており、そこには「この郵便物は、包装が破損して到着しましたので、当局で補修しました。おわび申し上げます」との文字が記されていた。日本の郵便局が張り付けたものだ。中国のEMSが壊した物を日本のEMSが尻拭いして謝罪するなんて。それに、こんなに問題になっているのに、中国の責任者は謝罪も説明もしない。日本の郵便局は、“バカまじめ”という広告を出している。これは日本社会を反映している。この言葉の意味は、配達員はこうしたバカのようにまじめになってこそ、一つの荷物を一人ひとりの顧客の手元に届けることができるということである。私たちのように日本で暮らす中国人は、日本のサービスに慣れてしまっているために、こうした愚痴が多くなるのだろう。しかし、これは中国のサービス業に対する合理的な要求でもある。EMSの国際的な料金は、中国と日本では基本的に同じだ。しかし、日本のEMSが使用している高級な資材や高い人件費を考えれば、中国の郵便局は日本よりもずっと利益をあげているはずだ。彼らに対して、少し良いサービスを求めるのは、顧客の立場として行きすぎた要求ではないだろう。さらに言えば、これらはもともと自分たちの仕事の一部のはずなのだ。 PR