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東北楽天Vパレード 凱旋バス発車オーライ 24日

仙台市中心部で24日に行われるプロ野球東北楽天の優勝パレードに向けて、オープンバス5台の準備が着々と進んでいる。21日にはナンバープレートを付け替え、試験走行も行った。全国各地で栄光のパレードを演出してきたバスは当日、選手たちを乗せて東二番丁通を盛り上げる。




 バスの大きさは、高さ約3.8メートル、長さ約12メートル、幅約2.5メートル。観光バス事業を手がける日の丸自動車興業(東京)から、仙台バス(岩沼市)が借り受けた。

 屋根のない2階部分の座席数は約50席ある。バス1台に、選手や関係者20~30人が乗り込む予定。選手らは見晴らしのいい場所から、20万人と予想されている大観衆の声援に応える。

 バスは既に、東京のナンバーから宮城ナンバーに付け替えた。東北運輸局によると、道路運送法により、営業する地域の事業者に名義変更し、ナンバープレートも交換する必要があるという。

 バスの運転も、営業地域の運転手と決まっている。21日には、仙台バスの乗務員が、名取市の仙台空港付近でテスト走行。本番さながらに、歩く早さほどのスピードでバスを走らせた。

 今回のバスは、12年8月のロンドン五輪の凱旋(がいせん)パレード、同年11月にプロ野球日本一の巨人の優勝パレードでも使われ、選手らを乗せて東京・銀座を行進した。

 楽天ファンの運転手八島信也さん(59)は「いままで応援してきた選手を乗せて走ることができるのは本当に光栄なことだ。24日はしっかりと大役を務めたい」と意気込んでいる。
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