災害時に物資輸送支援を 軽トラ所有者に協力呼び掛け ニューストピックス 大規模災害時、非常食などの物資を避難所へ円滑に届けられるよう、海老名市は1日から軽トラックの所有者に協力の呼び掛けを始めた。大震災では倒壊した家屋のがれきで道幅が狭まり、大型トラックによる物資の輸送が滞ることが想定される。小回りの利く車両をあらかじめ登録し、確保しておくのが狙いで、市は100台程度の登録を目指している。 市長の要請に基づき物資の輸送を行う「災害時協力車両」の対象になるのはトラックタイプ、バンタイプの軽貨物車両。所有する市民または市内の事業所に協力を募る。 登録は1年更新。通行規制がかかっている道路でも走ることができる緊急通行車両に準じる扱いとなる。協力車両であることを示すステッカーを貼る。 内野優市長は「東日本大震災の被災地では、大きなトラックが道を通れず、軽貨物が物資輸送に活躍したと聞いた。市役所が所有する軽貨物だけでは不足することが想定されるので、市民や事業所の力を借りたい」と話している。 市内には、三つの大型防災備蓄倉庫(一つは来年3月に運用開始予定)と39の避難所がある。市の地域防災計画では、避難所への備蓄物資の輸送は市災害対策本部輸送部が行う、と定めている。 PR