県警と牛乳販売店とタッグ 見回りや声かけ ／岐阜 ニューストピックス 高齢者が被害に遭う事故や犯罪を防ごうと、県警は３１日から県内の牛乳販売店と連携して見回りや啓発活動に力を入れる。 協力するのは明治牛乳販売特約店４３店でつくる県明乳会（小倉稔会長）。会員店の配達員が牛乳や健康飲料などを配達する際、被害防止を呼びかけるチラシを顧客に手渡しするとともに、一声かけて様子を確認する。牛乳販売店は週に３～４回、各家庭を訪れるなど地域の事情に精通している事に加え、高齢世帯の顧客が多いことから、協力を求めた。 県警によると、今年１～４月の県内の振り込め詐欺被害認知件数は７９件で、前年から２２件増え、被害金額も２億５０００万円に上る。いわゆる「おれおれ詐欺」に加え、最近では「市役所のナカムラ」など市福祉課や保険課の職員を名乗り、医療費の払い戻しを理由に現金をだまし取る「還付金詐欺」が急増している。被害者の８割以上は６０歳以上だ。一方、今年１月以降の交通事故死者数は２８日現在６１人で、４割以上が６５歳以上の高齢者となっている。 PR
