経済成長率2年ぶりプラス ニューストピックス 県が24日発表した平成24年度の県民経済計算(速報)によると、県の経済成長率は名目で11・2%、物価変動影響を除いた実質は11・6%で、いずれも2年ぶりにプラスに転じた。23年度は東日本大震災の影響で名目、実質ともにマイナスとなったが、復興の進行に伴い、生産回復の動きが広がった。 県内総生産は名目が8兆4849億円、実質が9兆699億円で、名目は20年のリーマン・ショック以前の水準に回復した。 産業別の県内総生産(名目)は、第1次産業で養殖業が回復しつつある水産業が前年比11・3%増、コメや畜産が伸びた農業が同12・6%増。第2次産業では建設業が復興特需で同74・6%の大幅増となり、成長率を押し上げた。 食料品などが増加した製造業が同17・5%のプラス。第3次産業では、復興需要で道路運送業が伸びた運輸業が同19・3%増となった。 PR