送りつけ商法」に注意を 消費生活相談で急増 ニューストピックス 横浜市消費生活総合センターは1日までに、2012年度の消費生活相談概要をまとめた。相談総件数は2万2759件(前年度比5・2%減)で3年ぶりに減少に転じたものの、70歳以上からは4157件(同8・1%増)と増加。特に業者から健康食品を送りつけられる「送りつけ商法」の相談が急増しており、同センターの小守英治所長は「受け取りを拒否して」と注意を呼び掛けている。 同センターによると、ことし1月ごろから健康食品類の送りつけ商法に関する相談が急増。12年度にあった87件の相談のうち、70件は70歳以上からだった。 主な手口は、知らない業者から突然電話があり「注文の商品ができた」「2カ月前に注文していて価格は2万円以上」などと言って身に覚えのない商品を送りつけようとする形態。相談者が「全く覚えがない」と断っても「キャンセルできない」「私は配送係で分からないが、あなたが注文したものだ」と受け取りを強要してくるという。 実際に商品を受け取り、2万~3万円を支払ったケースが8件あった。 内容別の相談件数は、インターネットのアダルトサイトの不当請求など「デジタルコンテンツ」に関する相談が3913件(同9・6%減)で1位。賃貸住宅退去時の修繕費など「不動産貸借」に関する相談が1155件(同5・9%減)、増改築工事など「工事・建築」に関する相談の960件(同5・1%増)と続いた。 PR