「山崎製パン」が自社トラックを持っているのはなぜか③ ニューストピックス 理由3:パンを届けるという社会的使命 前述の通り、山崎製パンの作っているパンは「生活必需品」。だからこそ、確実に消費者の手元に届くような供給体制を持っていなければなりません。 詳細はこちら PR
「山崎製パン」が自社トラックを持っているのはなぜか② ニューストピックス ●自社トラックを持つ背景 しかし、今回活躍した山崎製パンのトラック。トラックの車両を見たことがある人もいると思いますが、トラックには「ヤマザキ」のロゴがしっかりと書いています。つまり山崎製パンのトラックは運輸業を営んでいる外部の会社のものではなく、自社グループで確保している車両だったということを意味します。もし仮に、パンを積んでいたトラックが山崎製パングループのものではなく、どこかの物流業者のものだったとしたら、今回のようなエピソードは生まれなかったはずです。 山崎製パンではグループ内に物流の子会社を2つ持っており、そこが工場から店舗などへの配送の大部分を引き受けています。 しかし、ここで素朴な疑問が湧いてきます。なぜ山崎製パンは、現在の潮流を踏襲して、物流を全面的にアウトソースしないのでしょうか? トラックを自社で持てば、トラックの減価償却費、維持費、駐車スペースなどの固定費を抱えることになります。しかも最近はエネルギーコストの高騰などが目立っています。売上がせっかく増加してもなかなか利益増加に結びついてこないのは、多分にそういった背景が含まれているのです。 詳細はこちら