「手ぶら観光」拠点拡充 新横浜で預かり、宅配 横浜市とヤマト運輸 ニューストピックス 横浜市とヤマト運輸(東京都中央区)が、「手ぶら観光」のための拠点を拡充している。16日から東海道新幹線が乗り入れる新横浜駅の観光案内所(横浜市港北区)で、観光客やビジネスマンらを対象に、荷物の一時預かりと、宿泊先や自宅などへの宅配便のサービスを開始。両者は「身軽になって、一つでも多くの観光地に足を運んでほしい」とその効果に期待している。 サービスは、2月に両者で締結した観光促進とプロモーションに関する連携協定に基づくもの。昨年7月から桜木町駅観光案内所(同市中区)、4月からパシフィコ横浜が開設した「パシフィコロジスティクスセンター」(同市西区)でも実施。市にとっては観光の利便性向上、ヤマト運輸にとってはさらなる集荷につながる。 新横浜駅には、観光案内業務の研修を受けた同社の女性社員6人を配置。大きさや重さに関係なく、荷物1個を1日500円で預かる。宿泊ホテルや次の目的地、自宅などに配送することも可能だ。荷物のサイズにより関東一円で600~1600円で請け負い、午前中に預ければ横浜や川崎市内であれば午後には配達できるという。 桜木町駅は観光客や買い物客、パシフィコは国際会議などの参加者の利用が多いといい、新横浜駅は新幹線の利用者が期待できる。市観光振興課の担当者は「飛行機の利用者をどう確保するかも課題。国内外からの観光客が利用しやすいよう、さらに拠点を拡充していきたい」としている。新横浜駅観光案内所の営業時間は午前9時から午後9時まで。 PR