チルドゆうパックも常温放置 日本郵便 ニューストピックス 日本郵便が「チルドゆうパック」で預かった荷物が、一部で常温のまま仕分けられたり配達されたりしていたことが、複数の同社関係者の話でわかった。日本郵便本社には9月までの半年間に少なくとも「荷物が冷えてなかった」などの苦情が22件寄せられているといい、同社は全国の郵便局で実態調査を始めた。 日本郵便によると、チルドは保冷設備がある全国約3600の郵便局で集荷▽仕分け▽配達する。郵便局間の輸送では保冷車や保冷コンテナを使うが、戸別の集荷や配達で使う配送車やバイクには冷蔵・冷凍庫がない。このため同社では荷物を保冷バッグに入れ、保冷剤やドライアイスで冷やしながら運ぶ決まりだ。 だが現・元従業員によると、バッグに荷物が入らずバッグの外に積んで運ぶことが常態化。60代元社員は「面倒なので配達員は保冷剤を持参せず運んでいた。時間指定サービスの対応に追われ、常温で何時間も放置することもあった」。 PR