定期便 配送 滋賀 ニューストピックス 40年以上にわたって小学校や幼稚園などに花を贈り続けてきた滋賀県近江八幡市の生花店「みはら花苑」が、閉店のため最後となる「花の定期便」を届けた。市教委は、長年の功績をたたえて同店に感謝状を贈った。 みはら花苑は昭和46年、当時店主だった三原綾子さん(故人)が、孫の康郎さんの保育園入園を機に「緊張した子供たちの気持ちを和らげたい」と、市内の小学校や幼稚園、保育園の入学・入園生のために花をプレゼント。以後毎年寄贈を続け、「花の定期便」として親しまれてきた。 綾子さんが亡くなったあとは、息子の茂靖さんが引き継いで続けてきたが、茂靖さんが70歳を迎えて閉店を決め、花の定期便もこの春が最後となった。 茂靖さんは、赤や黄などのカラフルなカランコエの花鉢200鉢を市役所ロビーに配送。定期便開始のきっかけとなった康郎さんも鉢の積み下ろしに参加した。福原快隆教育長から感謝状を受け取った茂靖さんは「小さな花屋が、みなさんの支えでここまでやってこられた。閉店後は違った形で子供たちをサポートしたい」と話していた。 PR