日産・三菱自連合が「軽」市場に本格参戦 ニューストピックス 日産自動車と三菱自動車は20日、共同開発した新型軽自動車の本格生産を三菱自の水島製作所(岡山県倉敷市)で開始したと発表した。両社の強みを生かし、コスト削減を実現。燃費性能も軽でトップクラスのガソリン1リットル当たり29・2キロにした。ダイハツ、スズキ、ホンダが激しい販売合戦を繰り広げる軽市場に本格参戦する。 両社あわせて軽市場でのシェア2割(現在は計約1割)を目標にしたい」。三菱自動車の益子修社長は同日の会見でこう意気込みを述べ、上位3社を追撃する姿勢を表明した。一方の日産の志賀俊之・最高執行責任者(COO)も「国内市場の約4割(昨年度は37・9%)が軽となるなど、真剣に挑むべき市場になってきた」と狙いを説明した。 新型車は、三菱自は「eKワゴン」、日産は「DAYZ(デイズ)」として、それぞれ来月6日から販売する。背高ワゴンと呼ばれるカテゴリーの車種で、スズキ「ワゴンR」、ダイハツ「ムーヴ」などライバルの主力車種と販売を競う。 新型軽は、平成23年に折半出資で設立した「NMKV」が開発した。35人の社員で、エンジンや車台を新開発。海外部品を約3割使ったこともあり、三菱自の前モデルに比べ、コストは約3割削減できたという。 PR