景気「好転」34%どまり 京都・滋賀の主要企業アンケート ニューストピックス 京都新聞社が京都と滋賀の主要企業を対象に実施したアンケートで、2015年の景気が「よくなる」とみている企業は34%にとどまることが明らかになった。安倍政権の経済政策「アベノミクス」について、「評価している」と「ほぼ評価している」が計66%を占めたが、経済政策への評価が景気回復の期待感につながっていない現状が浮き彫りになった。 景気見通しでは、前年調査で42%と最多だった「よくなる」が8ポイント減の34%となった。「変わらない」は41%で前年から15ポイント増え、景気の見通しに慎重な見方が広がった。株高や円安誘導を評価する一方で、中小企業や地方への経済波及効果が小さいと指摘する声が目立った。「悪くなる」は10%(前年14%)だった。 アベノミクスについては、「評価」が12%、「ほぼ評価」が54%だった。「評価していない」「あまり評価していない」は計18%、「わからない」は15%だった。 「評価」「ほぼ評価」とした73社のうち、景気が「よくなる」と答えたのは44%。「変わらない」が33%、「分からない」は11%だった。自社業況の見通しでは「増収」44%、「増益」40%だった。 景気の現状は、「非常に悪い」「悪い」が計59%で前年より33ポイント増えた。「よい」は41%だった。 調査は昨年末、京滋の148社に郵送で行い、111社(75%)から回答を得た。 PR