楽天が静岡支社開設 県内８０１店舗出店 ニューストピックス インターネット通販大手の楽天は全国１５番目の支社となる「静岡支社」を静岡市駿河区に開設した。同社の仮想商店街「楽天市場」には県内から８０１店舗が出店しており、既存店の売り上げ増に向けたサポートや新規店舗の開拓につなげる。開所式に出席した三木谷浩史会長兼社長は「静岡ほどバラエティーに富んだところはなかなかない」と述べ、４、５年で「出店数を倍増させることも可能」との見通しを示した。 静岡支店は、楽天市場の担当など計１２人の従業員で、２９日から業務を開始。スマートフォン（高機能携帯電話）などのモバイル端末による利用者が増えていることから、特に売り上げ増に効果があるというスマホ向けの商品紹介動画などを提案していくという。 同社はこれまで全国に支店を１４カ所に展開。三木谷氏によれば、県内出店店舗の合計売上高は約５００億円だが、支店の開業により、「全国平均を上回る売り上げの伸びが期待できる」（同社）と期待を寄せている。 また、今後、県内で物流拠点の建設も視野に入れる。同社は現在、競合のアマゾン・ドット・コムが得意とする即日配送の手法を取り入れるため、大型物流拠点の展開を全国で進めている。具体的な計画はこれからだが、同社の高橋理人常務執行役員は「静岡は日本の中心で、関西や関東など陸送に有利」と話しており、検討を進めていく考えだ PR
