<改正道交法成立> ニューストピックス 車の運転に支障を及ぼす可能性のある病状を申告せずに、免許を取得・更新した場合の罰則新設などを柱とする改正道交法が7日、衆院本会議で可決、成立した。悪質な自転車運転や無免許運転の罰則強化も盛り込まれ、公布後半年~2年以内に順次施行される。 衆院本会議場の傍聴席では、2011年4月に栃木県鹿沼市で起きたクレーン車暴走事故の遺族10人が、亡くなった子ども6人の遺影を胸に持ち、法案成立を見守った。 服薬を怠り、てんかん発作で意識を失った運転者が起こした悲惨な事故。遺族は約20万人分の署名を集め、再発防止のための法改正を訴えてきた。法成立後、国会議員が一斉に立ち上がって拍手を送ると、遺族たちは深々と一礼。拍手は、涙をぬぐいながら退出する遺族の姿が見えなくなるまで鳴りやまなかった。 PR