再起のイチゴ、全国に届け 宮城・山元 ゆうパック出発式 ニューストピックス 東日本大震災で被災した宮城県山元町の農園のイチゴを全国に発送する「ゆうパック」の今季の出発式が９日、出荷を担う３カ所の農園の一つ、山元いちご農園であった。 地元郵便局や同農園の従業員ら約３０人が出席。テープカットの後、真っ赤に実った朝採りの「とちおとめ」３００グラムを４パック詰めた箱１４０個を積んだトラックが出発した。全国の郵便局を通じて消費者の元に運ばれる。 同町のイチゴのゆうパックは震災の影響で一時休止され、昨年復活。３農園が栽培した約６０００箱を全国に届けた。２年目の今季は倍近い１万箱の出荷を目指す。 被災農家３戸４人が２０１１年６月に設立した山元いちご農園の岩佐隆社長（５８）は「甘くて大きい高品質なイチゴができた。ゆうパックを通じて町特産の味のおいしさを知ってもらい、復興の起爆剤にしたい」と期待を込めた。 県内の郵便局で４月末ごろまで取り扱う予定。 PR
