米UPSのクリスマス向け配送に遅れ、取扱量予想上回る ニューストピックス [ニューヨーク 25日 ロイター] -米物流大手UPS<UPS.N>は25日、取り扱い量が予想を上回ったうえに、悪天候に見舞われたことなどから、クリスマス向け荷物の配送に遅れが出ていると明らかにした。 米インターネット通販大手アマゾン・ドット・コム<AMZN.O>は電子メールを通じ、影響が及ぶ顧客に対して配送料を返金し、20ドル分のギフトカードで弁償することを伝えた。UPSは先週時点で配送件数を1億3200万件と予想していたが、広報担当のナタリー・ブラック氏は「明らかにこれを上回っている」としている。具体的な件数は明らかにしていない。同氏によると、クリスマス向けの荷物が届くのは26日か27日になる。配達保証サービスを申し込んでいた顧客には、料金の一部を返還するという。またアマゾンが2日以内の配達を保証するプライム会員による注文で、UPSが手がけた荷物の配送に遅れが出た場合も、料金返還の対象となるもよう。ブラック氏はまだアマゾンと協議しておらず、未配達となっている荷物のうち、どの程度がアマゾン関連なのかも把握していないと述べた。アマゾン側もまた、未配達となっている荷物の数や配送遅延に関する電子メールを受け取った利用者数を明らかにしていない。UPSのブラック氏は「アマゾンの顧客に影響が出た場合、同社と協力して問題解決に取り組む」と説明した。アマゾン広報のメアリー・オサコ氏は、クリスマス向けの商品受注の処理に遅延はなかったとし、「配達の状況を確認している」と述べた。 PR